Thank you for Granado Photo contest 2016 ● Charles Kortes

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Granadoさんのフォトコンテストに参加したのですが、ありがたいことに1位(1st Place)を頂くことができました。
今回は、その応募写真とボツ写真を掲載して、ちょっとした裏話? もしてみたいと思います。

Photo Contest 2016 Result announcement http://doll-granado.com/xe/news/15939
Granadoさんのフォトコン結果発表記事です。

今回のタイトルは「Smoke」でした。煙草がキーアイテム。
説明を添えて欲しいということだったので「They are like a movie star for me.」と書きました。

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メインはCharlesことジン(おっさん)の写真です。

この写真は一枚目とレンズを変えただけのものです。
一枚目の写真は「これを撮ろう」って思って行ったものなんですが、いつもの画角も捨てがたくて両方送ってしまいました。
Granadoさんには「どちらかいいと思った方を使ってください」と書いてお送りしたのですが、両方掲載して頂きました。ありがたい……。

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長髪の若者は、Kortesことリドです。

当初、参加の予定はありませんでした。Granadoさんのものも含め、フォトコンテストと呼ばれるものに出した経験もなかったです。

ジンもリドも特別なカスタムはしていません。
もともとデフォルトメイクが気に入っていたので、軽くオーバーメイク(書き足し的な)やグロス入れをするくらい。衣装も小道具も特別派手なものではないので、ちょっと気後れしていたのもあります。
Granadoさんの歴代フォトコンテストを振り返ってみると、圧巻のカスタムをされている方が多く、「こんなところに飛び込む勇気なんてないよ!」と思っていたのです。

しかし、Granadoさんが「フォトコンテストの締め切りまであと7日しかありません!」「あと4日!」的なツイート&flickr投稿をしていらっしゃるので「もしかしたら応募が少ないのかも…枯れ木も山の賑わい?」とか勝手に想像をしてしまいまして……。
3月31日締め切りだったにも関わらず、ギリギリ29日に撮影をし、30日に現像をして滑り込みで送りました。

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これはボツ写真。
リドは不思議な造形なんですよね、鼻の高さなどは欧米人っぽく見えるし、しかしアジア人ぽくも見える部分もある。前にも書きましたが、個人的にはちょっと浮世絵っぽさがあると感じているんですよ。
独特の癖があるっていうか、それが好き。

しかし蓋を開けたら「応募をたくさん頂きましたのでフォトコンテストの結果発表が遅れます」というツイートが……!
「やっちまった……/(^o^)\ 要らんお世話だった」とか思いました。

なので、ふとiPhoneを見たらフォロワーさんから「おめでとうございます」というリプライが来ていて気付きました。正直驚きました。

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これ↑↓もボツ写真。
今回は煙草を持たせる予定だったので、右手だけ可動ハンドに変えています。

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今回の写真も煙草の煙とウォーターマークを描き足した以外加工はしていなくて、現場でのライティングと現像のみです。

今回の写真自体にはストーリー的なものはないんですが、前々から小出しにしているキャラクター設定があります。

おっさんはもともとアラビア系出身ですが、いろいろあって祖国にいません(ここまで公式設定)。
旧くからジンという偽名を使って某国軍の傭兵をしていたんですが、偶然戦場で幼少のリドが殺されそうになったところを助け、戦場孤児だった彼を拾って育てています。
おっさんは何度かリドを安全な国に逃がそうとしましたが、リドはジンに恩を感じており、共に戦うことになりました。

ジンは生きるために仕方なく傭兵を続けながらも、戦争を憎んでいるため、リドにカメラ(Nikon F)を買い与え、戦うこと以外に生きる道を見出して欲しいと願いました。
そんなわけでリドにはカメラを持たせて写真を撮っていることがあります。
リドは戦争をなくすためにも戦場カメラマン(ジャーナリスト)を志しています。道は未だ半ば。

そんな感じの妄想。

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緑だとバイオハザードっぽさがある。
ゾンビとかと戦うのも面白そうだけど、ゾンビなんて用意できないぞ!(笑)

5th

あと、最後のこれはほんとに完全なオマケ。
Granadoさんがこの4月の11日に設立5周年記念日ということで、完全没になる予定だったものをツイートした次第です。

Granadoさん、どうもありがとうございます。
フォトコンで賞を頂いたこともなのですが、10年以上探していた「理想のおっさん」ジプシーから抜け出させてくれた、Charlesをこの世にリリースしてくださって本当にありがとうございました。
幸せだ。これからもたくさん写真を撮りたいです。